このブログの内容
2022年にフランスに移住し、今年になり10年の滞在許可証を手に入れることができました! その過程を通してフランスでの生活について多くの学びがありました。 私の体験を共有することで同じく滞在許可証で奮闘されている方のお役に立てれば幸いです。
注:本内容は個人の経験をベースにしています。正確な情報については政府が提示するウェブサイトでご確認ください。
目次
- 滞在許可証の書類を準備するまで
- 提出数日後に書類が却下される。なぜ!
- 滞在許可証の期限が切れた後
- 県にメールを4回送っても返事なし
- 県庁を訪問するのも一苦労
- ついに滞在許可証が降りた!!
- 滞在許可証カードをもらうのも一苦労
- 最後に
滞在許可証の書類を準備するまで
私の状況を簡単に説明します。
- 2022年7月にフランス人との結婚を期にフランスに移住
- 2026年更新の時点では複数年滞在許可証を所持
- 滞在許可証の期限は2026年7月まで。更新時に10年の滞在許可証を取得希望
今年から制度が変わり、新規に滞在許可証を申請する場合以下の書類を提出する必要がありました(私の場合は複数年から10年に切り替えを希望していたので、10年の滞在許可証を【新規】に申請することになります)
- 語学試験に合格
- 市民試験に合格
このあたりのことは過去のブログに詳しく書いておりますのでそちらをご参照ください。
提出数日後に書類が却下される。なぜ!
無事に市民試験合格 🎉
書類を揃えて4月5日にANEF (Administration numérique pour les étrangers en France ) のウェブアプリケーション経由で更新の書類を提出しました。
その後4月14日県庁からお知らせのメールが届き、そこには
Notification de clôture de la demande
「申請の終了に関する通知」
なんと、手続きが打ち切られてしまいました😱
メッセージを読むと
Veuillez déposer votre demande de renouvellement 2 mois avant la date de fin de votre titre actuel.
「現在の資格の有効期限が切れる2ヶ月前までに、更新申請を行ってください。」
しかしフランスが提示している滞在許可証更新手続きは「4ヶ月から2ヶ月前までに」と書いてあります。
私が書類を提出したのは4月で、滞在許可証の期限は7月です。つまり3ヶ月前に書類を提出したら早すぎると却下されました。 この時は想定外の展開に夫と二人で慌ててしまい、同じ街に住む日本人の友人にとても助けられました。Aさんその節はありがとうございました🙏
この後も滞在許可証に関連した困りごとが続きますが、日本人コミュニティの友人達には何回も親身になって助けてもらいました。母国の外だからこそ、日本語で聞いてもらえるありがたさが身に沁みます。
滞在許可証の期限が切れた後
5月3日に書類を再度提出し、7月初めに滞在許可証のお知らせがないまま期限が切れました。
このケースの場合、一般的には仮の滞在許可証(いわゆるレセピセ)が合法的な滞在を証明するものになります。そしてこれは私の調査不足だったのですが、この仮の滞在許可証は自動的に発行されませんでした。少なくとも私が住む街では、私が県にメールで発行を依頼する必要がありました。
これに気がついたのは滞在許可証の期限が切れた次の日、登録しているFrance Travail(日本のハローワーク)から登録抹消のお知らせが届いた時でした。 7月の時点でFrance Travailに求職のためのトレーニングを受けていましたが、やむなく中断せねばならず。ここから1ヶ月半の滞在許可なし生活が始まりました…🥶
もし同じ境遇の方がこの文章を読んでおられたら、どうぞ事前に必ずレセピセを取得してくださいね。私のように待っていてもダメです。自分からアクションをしてください!
県にメールを4回送っても返事なし
滞在許可証が切れてから7月中にレセピセを依頼するメールを県に4回送りましたが、なんの返事もありません。
フランスに滞在する他の方の体験では、メールのタイトルに「自分の移民登録番号 」「Demande d’attestation de prolongation d’instruction(レセピセください)」「Urgent titre expiré (滞在許可の期限切れで緊急です)」を含めることをお勧めされていましたが私の場合は効果がありませんでした。
おそらく7月から9月はバカンスシーズンであるため、いつも以上にスローだったのかもしれません。
県庁を訪問するのも一苦労
私はメールの返信が全くないのでとても焦りました。
不法滞在状態であることはもちろん、滞在許可証がないと今後の計画を立てることができません。街の市民相談所へも行きましたが、私の状況では行政には介入することができないと言われました。 そこで県庁を直接訪問し、状況を直接訴えることにしました。
私の街では県庁の訪問はすべて予約制となっています。この予約を取るのがまた大変でした…。
県庁のウェブサイトに予約のためのページがありますが、この予約枠が更新されたタイミングで素早く予約を取る必要があります。いつ更新されるかはわからないので、ページを常にチェックしなくてはなりません。
ようやく予約が取れて7月末に県庁を訪問しました。 県の職員さんに手続きは進行していることを説明され、少し安心することができました。レセピセが欲しいことも説明し「上司に報告します」とは返事をもらったものの、滞在許可証更新までレセピセが発行されることはありませんでした。
結果的に県庁を2回訪問しました。
ついに滞在許可証が降りた!!
8月19日待ちかねていたお知らせが届きました。
Je vous informe que votre demande en ligne de titre de séjour n° <私の移民番号> a été acceptée.
「滞在許可証の申請が許可されました」
カード発行を待つ間に正式な滞在許可の証明として使えるドキュメントも添付されていました。よかった〜🥹
謎なことに同じタイミングでレセピセも発行されていました。いや、もう必要ないから…。
即行France Travailへ行き正規の滞在許可として再登録してきました。
滞在許可証カードをもらうのも一苦労
もちろん、滞在許可証カードをもらうのもスムーズではありません。
私の前回(2024年)の滞在許可証更新時から手続きが変わっていました。 以前は滞在許可証カードが発行されると県からSMSが届き、自分のタイミングで受け取ることができました。
現在はSMSは届きません。滞在許可証の発行を待つ人は県の予約ウェブページへ行き、先に説明したのと同じ予約方法で予約を入れる必要があります。もしカードの準備ができていて、かつ予約枠の空きがあれば予約を取ることができます。もしもカードの準備ができていなければ、予約枠があっても予約を取れません。つまり、カードの準備ができているかは予約を取るまで分からないのです 🤯
さて、受け取りの予約を行ったその数日後に県からメールが。
Rendez-vous annulé
「予約は中止されました」 一瞬頭がフリーズしましたが、別の日に来てほしいと日にちと時間が指定されていました 😇
当日県庁で無事に10年の滞在許可証を受け取ることができました。
2024年に滞在許可証カードを受け取りに行った時と比較し建物の内部がコンパクトになっていることに気づきました。2階は閉鎖され、職員の数がかなり少なくなっているように見えました。
さらに言うと今年は私だけではなく同じ地域の多くの人が行政のために不法滞在状態に陥っていたようです。もしかすると県庁で見た状況も関係あるかもしれないですね。
最後に
5月から約3ヶ月半、準備期間を入れると5ヶ月間はフランス生活の修行期間だったと思っています。困難な時に支えてくれた家族と友達に心から感謝します。 フランスで生きる上で、人とのつながりの大切さをつくづく実感しました。
今回のことで精神的にこたえたのは、手続きに時間がかかるのはわかるとしても、今何が起こっているのかが分からない状況に置かれることでした。県庁の発信スタイルに分かりにくさを感じ、ウェブサイトの予約制度も県庁を訪問して感じた職員の少なさも然りです。(あくまで運営の話です。県職員の皆さん対個人としてはとても親切でした。)
来年は大統領選挙、今後どうなるのかが気になります。
10年後の状況は今のところ想像できないですが、次回はこの文章を読み直して備えようと思います 🔥💪